立場を超えて   協力し合う

 

清水 友里
Gap新宿フラッグス店 
ジェネラルマネージャー(2005年度入社)

入社の決め手は、社内のオープンマインドな雰囲気

現在はGap新宿フラッグス店の店長としてチームを率いています。私のストアは、Gapの中でも最も力を入れている店舗のひとつ。「1日たりとも売り上げを落とせない」という責任感と、ストアを訪れるお客様に「ここのストアは素敵だな」と思ってもらえるような特別な体験を提供する使命感を持って働いています。

入社したのは、学生時代のアルバイトがきっかけ。もともとGapの服が好きで、とあるストアに通っていました。そこで仲良くなった店員から「良かったらアルバイトしてみない?」と声をかけてもらい、働くことにしたんです。

実際に働いてみて驚いたのは、社内のオープンマインドな雰囲気。部下が上司に対して「こうした方がいいのでは」と提案するのは普通のこと。しかも、その意見を上司は抵抗なく受け入れてくれる。

当月の売り上げやアクションを策定するときにも上司が決めた方針を一方的に指示するのではなく、「みんなはどうしたら良いと思う?」とスタッフの意見を仰ぐ……立場を超えて率直に意見を言い合い、受け止め合う風土に惹かれていきました。そんな環境が心地よく、気づけばGapという場が自分の居場所に。以来15年以上、ここでキャリアを築いています。
 


 

常に自分を見て、声をかけてくれる人がいる

私自身、「アパレル業界で働く」というと、販売ノルマを課されるなど、個人で取り組むイメージがありました。しかし、Gapで働くようになって、そのイメージが覆されたんです。ここでは、チームでの取り組みを何よりも重視します。個人ノルマもありませんし、売り上げや魅力的な売り場づくりなどを競う社内コンテストでは、ストアごとに一致団結。目標を設定し、みんなで楽しみながら取り組みます。

しかも、目標を達成したら“レコグニション”する文化が根付いているんです。“レコグニション”とは、お互いの功績を認め褒め合うこと。当社独自の行動指針「Words to Live By」にもとづき、誰の、どのような行動が、どんな成果に結びついたのかを具体的に伝え、部下も上司も関係なくレコグニションします。

また、ストアを統括しているジェネラルマネージャーの私には、心強い上司もいます。それは、地域単位で店舗を統括するディストリクトマネージャー。「自分の意思を相手に伝えて動いてもらうためには、相手の意思も聞き入れないといけない」と、傾聴の重要性を教えてもらいました。その時々の私に足りない部分を指摘してくれるので、とても頼りにしています。

常に自分のことを見て、声をかけてくれる人がいる。そんな安心感が、Gapにはありますね。

 

 

本社とストアが一丸となり、理想の店舗づくりを実現する

ストアは、ブランドのメッセージを伝える最前線。その役目を果たすためには、本社との連携は欠かせません。効果的な集客を実現するマーケティングチーム、魅力的な売り場をつくるクリエイティブチーム、無駄のない効率的なストア運営を可能にするオペレーションチーム……ひとつのストアをつくる際にも、多くの力が集まっています。それぞれのアイデアやアウトプットは決して私一人では出せないもの。すべてのチームに感謝しながらストアづくりを行っています。

しかし、本社からの指示だけでストアをつくるわけではありません。いくつものチーム、何十人ものメンバーの意思をひとつの場に集約して表現するのが、ジェネラルマネージャーの役目。ブランド全体のディレクションに沿いながらも現場チームや自分の想いを組み込み、細やかな調整を行うことで、空間をかたちにしていきます。

また、私にはジェネラルマネージャーとしてひとつの目標があるんです。それは、Gap新宿フラッグス店を街のシンボルにすること。私のストアには、カフェが併設されているんですが、そのスペースを使って、次世代を担う若手アーティストの表現の場として使うことも構想中。そして、さまざまな人が集う場になることを目指しています。このストアを起点に街が盛り上げていったら……そんなことも考えています。