包装廃棄物とプラスチックへの私たちのアプローチ
環境に影響を及ぼし、私たちのビジネスにとっても不要なコストとなるゴミ、特に不要または再生再利用の難しいプラスチックの発生を防ぎ、適切な対応を世界規模で行う責任が私たちにはあります。
Gap Inc. から出る使い捨てプラスチック廃棄物の70%を占め対策が重要とされるハンガー、ポリ袋、ショッピングバッグ、Eコマース用メーラーへの対応に優先的に取り組んでいます。社内の部門横断型タスクフォースが上記の影響の大きなカテゴリーに対する解決策を見出そうと取り組んでいるほか、革新的なパッケージデザイン、商品ラベル、リサイクルプログラムにも投資しています。
Gap Inc. は米国内ではソフトプラスチックをリサイクルできる自治体が限られていることを考慮した解決策の検証を続けています。たとえば、店舗で何かをリサイクルできる余地がないかについて店舗従業員とより良いコミュニケーションを図ること、リサイクル性を意識して店舗用マーケティングツールを制作すること、店舗への輸送時のポリ袋のサイズを小さくするためにベンダー各社と協力することなどが挙げられます。
Eコマース用メーラーに配合される再生素材の比率を35%から50%に引き上げ、ライフサイクルアセスメントを利用して、代替品の影響と性能を確認しています。また、ファッション協定が開催するブランド横断型のワーキンググループを通じて、ポリ袋に代わる紙由来の代替品の研究開発を協力して行っています。
Old Navyは、ハンガーリサイクルプログラムを約65%の店舗に拡大し、すべてのアパレル商品のハングタグを廃止し、バージンプラスチックをリサイクル糸とラベルテープに置き換えるなど、廃棄物対策の先頭に立っています。また、Old Navyは、2023年までに米国とカナダの店舗でプラスチック製袋を廃止する目標を掲げています。